22年ぶりの頂点
25/26シーズンのプレミアリーグタイトルレースがついに幕を閉じました。
シティとの天王山での敗北により残り5試合にしてリードを失い、暗雲が立ち込めていたアーセナル。
しかし、その後はフラム戦を除き3試合でウノゼロ(1-0)と薄氷の勝利ではありますが、トロフィーを強く握り続ける握力を見せつけました。
GW37でシティがボーンマスと引き分けたことで最終節を残して優勝が確定しました。
シーズン最終盤までもつれ込んだ異次元のタイトルレースは、色々な意味でグーナーの心を揺さぶる歴史的なシーズンとなったのは間違いありません。
以前、「天王山」の記事で触れていた23/24シーズンとの類似点。最終的にどうだったのでしょうか。そこでこの記事では答え合わせをしてみようと思います。
どうなったか見てみよう!
答え合わせ
まずは類似点を簡単にまとめます。
- シーズン序盤から首位をキープし続ける
- クリスマスも首位で通過
- スポルティング、サウサンプトン、シティと対決(シティに関しては33節まで一致)
- シティは毎年、シーズン終盤でほぼ負けなし(しかもほぼ勝利)
- アーセナルは終盤で格下相手に勝ち点を落とすことが多い

それぞれ結果を見ていきましょう。
ちなみに今シーズンは上記対戦の直前にカラバオカップでシティと当たっており、完敗しております。ここから周囲のサポーターやメディアのは「また、この流れか…」、「シルバーコレクターだ」、「軟弱で勝負弱い」とネガティブな雰囲気が流れ出します。
22/23 リーグ戦で3-3の引き分け
25/26 FAカップで1-2で敗退
サウサンプトンは今季チャンピオンシップ(イングランド2部)を戦場としており、カップ戦で相まみえることになりました。
結果は敗北&FAカップ敗退。内容もあまり良くなく、暗雲が立ち込めます。
カラバオカップでシティに完敗、サウサンプトンで良くない内容、CLでスポルティング…。あれ、なんか既視感あるな…となったグーナーも多かったのではないでしょうか。
22/23 ホームエミレーツでサリバ・冨安を怪我で失い、延長・PK戦の末に敗退
25/26 ホームエミレーツで引き分けるもトータルスコア1-0で進出
そもそも欧州カップ戦でしか顔を合わせない他リーグのチームと同じ時期、似た状況で当たっていること自体が珍しいことです。
結果としては22/23と違い、勝利+大怪我なしで乗り越えることができました。
ちなみに22/23はEL、25/26はCLと両チームともに良くなっていますね。
22/23 エティハドで1-4でスコア・スタッツ共に完敗
25/26 エティハドで2-1で敗戦。いくつかあった決定機を決めきることができず…。
奇しくも、22/23、25/26ともに33節でタイトルレース真っ只中の敵地に乗り込む格好となりました。この敗戦で恐怖に駆られた方は非常に多かったと思います。
この試合の直後、失意に沈むピッチでライスが放った一言は後に報われることになります。
共通した対戦相手との結果は決して良くなかったですが、シーズンアウトの怪我人が出なかったことは良かったことと言えるでしょうか。
この結果から残り5節で振出しに戻ったタイトルレースは、終盤で無類の強さを誇るシティとどこか勝負弱いアーセナルという構図でリスタートとなります。
しかし、ここからはいつものアーセナルと違いました。
優勝が決まった37節までの4試合で失点ゼロ、クリーンシートで乗り切りました。これは今季を象徴であるアーセナルの守備の硬さが現れていたといっても過言ではないでしょう。
今季の序盤、アーセナルは失点しないどころか枠内シュートを1本も許さない試合を繰り返していました。途中からそんな堅さは失われてしまいましたが、終盤になってあの頃のアーセナルが帰ってきました。
シティーは例年通りに負けはない(最後に負けたのは1/17のユナイテッド戦)ものの2試合で引き分けたため、タイトルに手が届かなくなってしまったのでした。
いずれにせよ、お互い一歩も譲らないレベルの高いレースでした。
そして、この結果からアーセナルはクリスマス首位だったチームが優勝するというジンクスを6度目にしてようやく叶えたのでした。
感想
言葉が見つかりません。というのも今までの数々の嬉しいことや楽しいこと、悔しいことや苦しいこと…本当にいろいろな思い出があります。
感情を揺さぶられながら生き甲斐といえるほどのめり込んできたアーセナルだからこそ、語りたいことはたくさん出てくるのですが多すぎてパッと出てきません。
ただ、アルテタになってから見るからに守備が固くなり、ビルドアップが意図的なものになり、デュエルで負けない屈強さを持ち、全員が戦える集団になりましたね…。なにより雰囲気が良いです。いいチームになりました。
「セットプレーでしか点が取れない」「フットボールではなくラグビー/格闘技をしている」「オウンゴールFCだ」「退屈なアーセナル(boring Arsenal)」など様々なことを言われましたね。3年連続2位も悔しかったですね。
つらく苦しいことがたくさんありましたね。皆さん、よく耐えました。22年も遠のいていたタイトルを再び掴むことができました。
一人のアーセナルサポーターとして今シーズンほど誇らしく、そして胃が痛いシーズンはありませんでした。守備が堅いのは非常に良いのですが、1-0の試合が多すぎて観ている私たちには刺激が強すぎます笑
来季はもっと安心して観ていられる試合を多くしてくれると嬉しいです。
とにかく今は嬉しく幸せな気分です。すべてのアーセナルにありがとう!
未来への展望
プレミアリーグのタイトルレースは幕を閉じましたが、私たちの挑戦が終わったわけではありません。次なるターゲットはヨーロッパ最高峰の舞台、チャンピオンズリーグ(CL)です。
アルテタは負けないチームを作ることに長けた監督だと思っています。リーグ戦という長期戦ではそれが有効だと思いますが、カップ戦は堅実さだけでは難しいと思っています。
特にCLの決勝となると一発勝負です。真面目で堅実、時々頑固すぎる監督の性格を反映したかのようなアーセナル、試合中の修正が苦手なアルテタ。今の我々はビッグイヤーを掴み取ることができるのか。
どうなるか見てみよう!COYG!

コメント