なぜ私は赤に染まったのか
皆さんは応援しているチームがありますか?また、応援している理由はありますか?私はイングランドプレミアリーグのチームであるアーセナルのサポーター、所謂グーナーです。
ここでは私がグーナーになった理由や魅力的に感じているところについて書きます。拙筆ではありますが、見ていただけると嬉しいです。
- Qいつからアーセナルのファンになったの?
- A
本格的に追うようになったのは13/14シーズンからです。12/13からプレミアリーグを少しだけ見るようになり、アーセナルを本格的に見始めたのは13/14からになります。デッドラインデーにエジルが移籍してきて興奮したことを覚えています。
- Qなぜアーセナルなの?魅力的なチームはいっぱいあるよね
- A
元々、ゲームでビッグクラブの選手のことは知っていました(アーセナルはゲームで強い快速な選手が多いのもあり尚更)。
12/13に香川がユナイテッドに移籍した影響もあって、BSの無料放送でユナイテッドの再放送の試合が見るようになりました。そこから1試合を通して試合を見ることが増え、サッカーを見ることが楽しみになりました。
そして本格的に応援するチームを探し始めます。アーセナルに決めた理由は特別なものではありませんでした。
不純かもしれませんが
- 「常勝のチームだとつまらない」
- 「かといって優勝争いに全くかかわらないようなチームだと面白くない」
そんな理由で引っかかってきたのがアーセナルだったのです。
この頃のアーセナルは「万年4位」「驚異のCL権奪取力」など言われていましたね…。今は「万年2位」になっているだけ大きな進歩だと思います。ですが優勝しないと人々の記憶には残らないですし、そろそろ優勝を見たいな…。- Q今はそれだけじゃないんだろう?何が魅力なんだ?
- A
もう10年以上もグーナーをしているので語り切れないほどあります。選手や監督、一人ひとりのエピソードやチームとしてのエピソード、試合の内容だってそうです。ここでは掻い摘んで印象的な事と2人の監督について焦点を当てて話しますね。
アーセン・ヴェンゲル
人柄
私はヴェンゲルが大好きで非常に尊敬しています。22年も指揮を執っていたので様々なことをしてくれましたが、私が最も気に入っているのは彼の人間性です。
ヴェンゲルは「教授(プロフェッサー)」と呼ばれるほどの知性を持ちながら、ユーモアのセンスもあり信頼関係を構築することが上手です。試合前のプレスカンファレンスなどのヴェンゲルの話が大好きでいつも楽しみにしていました。
選手を深く信頼するところも尊敬しています。その中でも特に若手を信頼して起用する部分はアーセナルの、ヴェンゲルの良さだったと思います。
アーセナルは怪我人が出やすく、特定のポジションが全滅することはよくあることでした。そんな中、思い切ってユース上がりの10代の選手を起用、ウィークポイントになるどころか信頼に応えて活躍する…そんな胸が熱くなるような展開が多かったです。そういった時のヴェンゲルのコメントなんかも本当に素敵で好きでした。
信念
彼は「フットボールは人々に喜びを与えるためのもの」「私の目標は、人々がフットボールを愛するようにすることだ」と話しており、勝利はもちろん勝ち方にも拘っていました。
「大きなクラブは勝つ責任がある。ただし、スタイルを持って観ている人を惹きつける形で勝たなければならない」
ヴェンゲルは「退屈なアーセナル(Boring Arsenal)」と呼ばれていた前任(グラハム)時代から大きくスタイルを変え、攻撃的で流麗なスタイルへとチームを変貌させました。
アーセナルと言えば語らないわけにはいかないのが03/04シーズンの「無敗優勝(インビンシブルズ)」です。おそらく今のプレミアリーグのレベルではまず達成不可能だと思われ、記録に並ばれる・更新されることはないと思います。38試合でただの一度も敗れることなく優勝したなんてバグに近いでしょう。ヴェンゲルは信念をもって行動し、名実ともに見事勝ち取って見せたのです。
どんなに相手が強くても、自分たちのスタイルを崩さない。その気高さに私は心を打たれました。
結果が出ない時期でも若手や自分達を信じ、美しいスタイルを捨てずに最期まで戦い抜きました。その信念の強さは、今の私の物事の考え方にも大きな影響を与えています。
魔法にかけられたような瞬間
ヴェンゲルのタブで語った通り、ヴェンゲルの下でアーセナルは攻撃的で流麗なスタイルとして美しくも儚いフットボールを展開していました。
端的に言うとムラが激しいのです。
下位チームに嘘みたいに酷い内容でボロ負けしたと思ったら、次の試合では強豪に信じられないくらい素晴らしい内容で勝ってみせる。そんなことが多いのも私はアーセナルの魅力だったと思います。
「事前に予測していた報酬」と「実際に得られた報酬」のギャップのこと。このギャップが良い方向で出るとドーパミンが放出され、またその行動を行おう!と学習が強化されます。逆に悪い方向で出るとドーパミンが抑制され、この行動は止めよう!と学習が抑制されます。
ここでは「下位チームだから勝てると思っていた」ら「予想外にボロ負けした」ため、アーセナルに絶望した。しかし、次の週には「こんなチーム状況で相手は強豪…負けるだろうと思っていた」ら「見違えるような素晴らしい試合をして勝った」ため、アーセナル最高!アーセナル最高!となる、みたいな感じ。
ミケル・アルテタ
監督経験なしで難しい時期に抜擢
ヴェンゲルが退任し、ウナイ・エメリが監督となったが上手くいきませんでした。チームの雰囲気は最悪でゴールを決めてもセレブレーションをしないほどにまで沈んでいました。ユナイテッド同様、長期政権の後は厳しいものです。
程なくして解任となり、このまま他チームのように監督のとっかえひっかえが始まってしまうのか、そう思っていた中で白羽の矢が立ったのはヴェンゲル期にキャプテンを務め、アーセナルで引退した後にペップ・グアルディオラの下でアシスタントコーチとして牙を研いでいたアルテタでした。
アルテタの改革
アルテタは就任するとチームの規律を正しました。どんなに実力があるスター選手だとしても基準に満たない場合は試合に出さず、規律を守り懸命に取り組むことを要求しました。健全な競争が生じるようにチームを根本から叩き直したのです。
そして基準を明確にし、その姿勢を貫いたことで選手の行いが正しく評価される環境を作り出しました。チャンスを得て、それを掴むために努力する集団へと変えたのです。
戦術面でも大きな変化をもたらしました。低い位置からのビルドやプレス回避、プレスの質は見違えるほど良くなりました。長いこと遠ざかっていたCL権獲得圏内まで押し上げるどころか優勝争いまで可能な状態まで引き上げ、最近ではCLでも優勝を狙える位置まで来ています。
試合中の修正はやや遅く、まだまだ伸びしろがありそうな印象ではあります。しかし、生じている問題に対する回答を出すことはできます。正しく回答を出し実行に移すことができる組織作り、こうした細かくも重要なプロセスを辿りチーム一丸となってここまで成長してきたのだと思います。
私はこのような仕組みを作り、チームを根本から変えたアルテタのことも尊敬しており信じようと思っています。
課題
組織的な守備に計算された多彩なセットプレー、相手のプレスを無効化する華麗なプレス回避…プレミアリーグの得点失点ともにトップクラスで首位、CL全勝で悠々と決勝トーナメントストレートインし、未だに無敗のチームはアーセナルのみとなっています。どこに課題があるのでしょうか。
得点の再現性
アーセナルの特徴として突出して得点を稼ぐ選手がいないことが挙げられます。良く言えばどこからでも得点が取れる、悪く言えば再現性に乏しいと表現できます。その得点源として獲得されたギョケレシュもいまいちフィットせず、むしろギョケレシュがチームの色に染まってきてしまっている感も否めません。
重すぎる攻撃
アルテタ就任初期から途中までは低い位置からのビルドアップでも1タッチで繋いで流麗にゴールに迫る”アーセナルらしい”攻撃が見られていました。しかし、徐々にテンポが悪く後ろが重たいビルドアップになってきてしまっています。これにはアルテタの負けず嫌いな性格も影響しているのではないかと考えています。
「失点しなければ負けない」のでリスク管理をした結果、このような形になっていったのではないでしょうか。右サイドで比較的再現性のある攻撃が可能だったサカやウーデゴールの不在なども大きく影響していると思われますが、今いる選手での改善策を出せることを願っています。
消耗
今のアーセナルは攻守にわたってかなりの走力が求められます。それでも上記のような攻撃の問題で薄氷の勝利になることも多く、選手の消耗が激しいように感じます。
そのための大型補強で主力クラスで2スカッドを作れるほどの層の厚みをもって挑んだシーズンだと思っていましたが、蓋を開ければいつも通り怪我人が多発し疲労の見える選手たち…。
もちろん試合が多すぎるのが問題だとは思いますが、このやり方では厳しいのかもしれません。そのためにも大量得点とまではいかなくても早めに試合を殺せるくらいの得点力は欲しいと思ってしまいます。
終わりに
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。結局、長くなってしまいましたがアーセナルのことならもっと話せると思います。このブログではアーセナルに関することとファンタジープレミアリーグ(FPL)に関することを書いていきます。コメントでもSNSでも構いませんので、一緒に語りましょう!

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