【25/26 GW33】アーセナルVSマンチェスター・シティ|運命の天王山!首位攻防戦の全貌とグーナーの感想

Arsenal

1. 22年ぶりの悲願へ、最大の壁

プレミアリーグ第33節。25/26シーズンの行方を占う敵地エティハド・スタジアムでの決戦です。

アーセナルはただの一度も負けることなく優勝した【インビンシブルズ】以来、プレミアの頂に立つことができていません。

現在、アーセナルは首位を維持していますが2位シティとの勝ち点差は僅か6(シティーは1試合未消化のため実質3と言っても過言ではない)。この試合で勝利すれば優勝をほぼ手中に収めますが敗れれば肩を並べることを許す、1ポイントの重みがこれまでの比ではない文字通りの天王山です。

グーナーの方はこのシチュエーションに覚えがあるのではないでしょうか?実は22/23シーズンも同じようなシチュエーションでの直接対決がありました。

22/23シーズン

EL スポルティング戦でホームエミレーツにてサリバ・富安を負傷にて失いつつ敗退。

30~32節のリヴァプール・ウェストハム・サウサンプトン戦で全て引き分け大ブレーキ。

5節から1位をキープし続けるが、33節の2位シティーとの直接対決で敗北。

2位へ転落し、そのまま2位でシーズンを終える。

25/26シーズン

CL スポルティング戦でホームエミレーツでウーデゴールを負傷で失うが勝利(ウーデゴールは軽傷)。

カラバオカップ シティーに完敗し準優勝。

FAカップ サウサンプトン戦で敗退。

4冠の可能性がある中、一気に2つ消える。

7節から1位をキープし続けている中、33節で2位シティーと直接対決を迎える。

スポルティングやサウサンプトンと戦っていることも共通している上に、シティーとの直接対決はどちらのシーズンも33節だったんだね。

22/23は特にサリバの怪我が響いて終盤に大失速して優勝できなかった悔しいシーズンだった。今年はスポルティング戦で重症の怪我人は出なかったし、試合も勝ったから1つ目のハードルはクリアだね!

サウサンプトン戦は負けた上に内容も悪いという状態。2つ目のハードルでは盛大にコケてしまったわけだ。

では3つ目のハードルであるシティーとの天王山がどうなるか見てみよう。

【空砲メモ】

クリスマスに首位に立っているチームはそのまま優勝する可能性が高いと言われています。直近20年では約65~70%が優勝しています。

しかし!

アーセナルはクリスマス首位だった過去5シーズン、一度も優勝していません…。

今度こそ自らの手で優勝をつかみ取るチャンスです。アルテタ体制の集大成を見せるべき、運命の90分が始まりました。


2. スターティングラインナップ

両チーム、この大一番に向けて最高の駒を揃えてきました。

マンチェスター・シティ: CBに負傷者こそ出ていますが、最近好調のメンバーをそのまま配置してきています。約1ヶ月前のカラバオカップのメンバーとほぼ同じとなっています。

アーセナル: 大きなメンバーの入れ替えのないシティーに対してアーセナルは大きなメンバー変更がありました。エースのサカ、絶対的である右SBのティンバーは怪我で不在のままです。ウーデゴールが怪我から復帰しスタメンに名を連ねています。CFはギョケレシュと思いきや、久々のハヴァーツとなりました。左WGにはマルティネッリでもトロサールでもなくエゼが選出されました。


3. 試合結果

マンチェスター・シティ 2-1 アーセナル

試合はホームのシティーがボールを支配し、アーセナルがプレスをかけつつカウンターを狙う展開となりました。xGこそアーセナルの方が高いですが、大差はなくお互いビッグチャンスを逃す場面が多かったです。

先制は勢いそのままにマンチェスターシティーでした。セメンヨへのダイアゴナルパスをインカピエがクリアしましたが、そのボールの競り合いの末にバイタル付近にいたシェルキの下へこぼれ落ちていきました。シェルキそのままペナルティーエリア内にドリブルで仕掛けていきます。

マガリャンイスに向かってドリブルを仕掛けていく中で、大外で競り合ったインカピエも絞ってきて外へのスペースを消します。ライスも中を切るように寄せていきましたが、シェルキの細かく、そして素早いドリブルでマガリャンイスを置き去りにするとカバーよりも早くシュートを打ち、貴重な先制ゴールを奪います。

沈むガナーズでしたが、すぐに取り返します。マテウスヌネスのスローインをGKのドンナルンマが受けますが、ここにハヴァーツがプレスをかけます。これに引っかかりスライディングで搔っ攫ったボールがそのままゴールに吸い込まれ同点となりました。

このアーセナルの1点はドンナルンマヘのハヴァーツの寄せから生まれたもので、流れの中から再現性がある得点ではありませんでした。逆に高い位置でボール奪取に成功し、数的優位でフィニッシュまで持ち込んだ1点級の場面で決めきれなかったのもハヴァーツであり見事にセーブして見せたのもまたドンナルンマでした。

このシーンを生み出したのは後半からマドゥエケと交代で出場してきたマルティネッリのでした。ハーフライン付近でボールを持ったグエイがキャリーを試みたところを横から突き、絶好のチャンスを生み出しました。

しかし、決勝弾となる失点の起点になってしまったのもマルティネッリと言っても良いでしょう。シティーの2点目はドンナルンマのロングスローから始まりました。ここでマルティネッリがプレスをかけるタイミングを間違えてしまい、結果としてフリーのオライリーにGKからのスローが通り運ばれてしまいます。その流れからそのまま失点となってしまいました。

アーセナルはエゼのシュートがポストに阻まれるなど惜しいシーンもありましたが、追いつくこともできず痛すぎる敗戦となりました。

エゼが途中で下がったり、ギョケレシュの投入が遅かったことなど少しもどかしさが残る幕引きでした。

シティーが1試合未消化なため、まだ1位です。しかし勝ち点3差なことに加え、シティーの相手が19位で降格濃厚のバーンリーであることから2位となる可能性が高いと予想されます。

勝ち点が並ばれたとすると優勝を決めるのは得失点差になります。得失点差は1試合未消化のシティーが+36、アーセナルが+37とこちらも大接戦です。終盤では例年鬼のような強さを見せるシティーのことなので、全勝は必須な上に得失点差も稼ぐ必要があります。

【追記】
バーンリーvsシティーは0-1でシティーの勝利に終わりました。危惧していた大量得点こそは避けることができましたが、これで完全に勝ち点と得失点差が並ぶ形となりました。


4. 感想と今後の展望:残り5試合、ここがスタートライン

試合結果は残念でしたが、ここ最近の停滞感やモヤっと感は少なくゴールの期待が持てるシーンも見られたことを嬉しくは思います。何かとスケープゴートにされがちな我らがキャプテンであり、推しのウーデゴールが復帰&フル出場できたのも嬉しいです。

「降りてきすぎ」「停滞感を生み出している」と言われていましたが、彼のいない期間の不安定さや押し込んだ際の崩しのレパートリーの少なさは不在による部分も大きいでしょう。

もちろんサカの不在もかなり大きいと思います。彼は1人相手なら高確率で突破できるのでダブルチームで対処してくるチームがほとんどです。ダブルチーム相手でもロストしないどころか、突破しゴールの脅威となることができます。

また、マークを2人(大抵の場合は相手のSBとWG、時々ボランチ)引き寄せられるということは寄ってきた選手の元々のマークが空くということです。そこでSBのティンバーやIHウーデゴールがアクションを起こしやすくなっていました。

元々、サカ・ウーデゴール・ホワイト(冨安)の右サイドのトリオでの崩しは強力でした。アーセナルと言えば右で作って左で仕留める(右でも仕留められる)形がいつもの形であり、左はいまいち整備されないイメージでした。

そこでこの右のユニットが誰もいなくなってしまうと強みである再現性のある攻撃を作れないどころか、ゲームを組み立てることすら難しくなってしまうのが現状です。

それにしても単騎で時間を作れて、2人相手でもいろいろなパターンで攻撃を形作れるサカはとんでもない選手ですね…。不調と言われている今シーズンでも数字に残っていないだけでこの活躍は替えが効かない選手です。

ウーデゴールが復帰した今、噂によるとサカとティンバーもそろそろ復帰予定だとのことです。ここで守備や保持、攻撃の要になる選手が揃うのは心強いです。

この一戦を終え、プレミアリーグはいよいよ最終盤へ。残り5試合、対戦相手はボトムハーフのチームのみとなっています。しかし、アーセナルはいつもこの終盤に格下相手に不甲斐ない試合をして自爆してしまうのです。そしてシティーは鬼神のごとき強さで無敗で行くことも多いことを考えると不安は残ります。

タイトルレースで負けたら、優勝以外で終えたら何も残りません。2位だったことを覚えているのはそのチームに興味がある人だけです。大勢の人にアーセナルの強さを認めてもらうためにも結果が必要です。ここからが本番、いつもとは違い所を見せてくれアーセナル!

We are The Arsenal. 最後まで共に戦いましょう!COYG!

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